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the juggler
このイメージは通常の意識レヴェルにある人閒の存在状態についての、驚くほど豐かな表現である。「人閒」は、見えない觀客に向かつて演技してゐる奇妙な服装の人物として示される。巧妙な知略によつて、觀客は、すなはちこのカードを目にするものは誰でも、そこに見てゐるものを樂しみ興味を唆られ、この絵の人物と自己同一化することで、「萬人であるひとりの人閒」たる奇術師となるのである。煎じつめれば、このカードは「錯亂から錯亂へと」異なつた役柄を演じながら、彼自身の自己同一性をほとんどあるひは全く持たない、「人閒」といふものについての解釋なのである。彼は目の前のテーブルの 上の埒もない品々で、觀客を樂しませてゐるか、あるひは單に暇つぶしをしてゐるらしいのだが、これらの品々は實を言へぱ、小アルカナの四大象徴の素朴な形態なのである。硬貨とさいころは、ペンタクルの粗野で祕密めかした形態、ナイフは劍を、カップあるひは 指貫きは聖餐杯を、左手に持つ棒は錫杖を表してゐる。(圖29)その言外の意味は、奇術師はこれらの品々の偉大な潜在力に氣づいてをらず、それらを單に自分の氣晴らしか、 他人を樂しませるためにのみ使つてゐるといふことである。ちやうど凡庸な人閒が彼をとりまく人生の祕密に氣づかないで、それを當たり前のことと考へてゐるやうに。彼のもつ安ぴかの玩具の偉大な潜在力を利用することもなく、目前の品々を工夫してみようともせず、それらを自分の氣散じだけに使ふことに安んじてゐるのだ。興味深いのは硬貨を持つ手が 地面を指してゐる點である。一方この硬貨の原型であるペンタクルの完全な表現である聖餅は、高く上方に掲げられることが最もふさはしいものである。後世のタロット註釋者たちは、これらの「玩具」の深い意味を見失ひ、それを常に小アルカナの四つの象徴群そのもので 置き換へてしまつてをり、その結果このカードの全體的な力を減殺してしまつたやうである。その意味は明らかだ。奇術師は彼の鞄から取り出した安ぴか玩具の潜在カに氣 づいてゐない。それらを小アルカナの一組の象徴群そのものとして描寫するいかなるカードも、カードの暗黙の意味を轉倒させてしまつてゐるのだ。圓は永遠の象徴であり(圖49)精神世界の象徴であり、このカードでは下方に把持されてゐる。萬人の姿である奇術師の持つ棒に圖像化される直線ないし十字形は物質世界の象徴であり、このカードではそれは本來精神的な諸力にこそふさはしい場所である上方に把持されてゐる。この二つの基本的象徴が暗示するのは、「人閒」が事物の自然な秩序を轉倒させてゐるといふ事である。彼の氣まぐれな表情から判斷するに、彼はより良いものを何も知らぬが故にさうしてゐるのである。
hota
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